【本】チームのことだけを考えた。 多様性を考えた組織作り
読んだ期間:2017年3月8日~12日
どんな本か:サイボウズが、企業してから今に至るまで、どのようにビジョン、組織、制度、風土を作っていったか。どのような考えを持って、社長の青野さんが行動したいたかが理解できる本。組織作りとかの参考にしたい本。
最近、多様性っていうワードがよく聞くけど、実際多様性を重要視して組織を作ると、
どういう点がメリットなのか。
また、起きてくるデメリットに組織はどう対応していくのか。
それを単純なHOW TO本ではなく、どういう風に考えていったかっていう根本的な部分まで紹介してくれている。
チームのことだけ、考えた。―――サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか
- 作者: 青野慶久,疋田千里
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/12/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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多様な人材をまとめる為に必要なもの
最近、ダイバシティーとかいう言葉がたくさんきくけど、それを組織として崩壊せずに実行していく為になにが必要なのか。
それが、共有のビジョン、目標。
当たり前のように見えて、やっぱここができてないことってよくあることだと思う。
チームにいればそれぞれ違う目的があって、その違う目的の為に頑張っている。
それだと、チームが崩壊してしまうってことだろう。
モチベーションの構造を理解して、自分のモチベをコントロールする。
人は、自分のモチベーションの構造を理解することで、やりたいことを増やせる。その為には、自分の興味のツボを知らないといけない。
自分を客観的に分析し、自分の目の前に人参をぶら下げられるようになると、自分を操る能力が高まる。(p140)
自分自身、どういうことのどういう点にモチベーションを感じるのか。
モチベーションが落ちたときにどういう風にすればモチベーションが上がるのか。
そういった自分のことを良く理解しているほど、モチベどうこうで悩まないと思う。
それができるかどうかってかなり大事。
制度が先か。風土が先か。
制度を作るとともに、制度を生かす企業の風土を変える必要があるということだ。(p188)
ぶっちちゃけ、どっちが先がいいのかってのは、目指したいビジョンがあって、そのための風土、そして制度の順になっていくと思っていただけにびっくり。
ただ、サイボウズは多様性を重視する組織であり、その為世の中と反対の制度を作ったりすることがある。その制度を機能させる為には、風土にもアプローチする必要があるとのこと。
そして、風土と制度は変え続けないといけない。今の目的、最短で達成させたいことの為に、どのような風土、制度をつくっていかないといけないか考えることが重要ってことですかね。
やっぱり何より目的が大事
制度を作るにしても、事業を作るにしても、風度を作るにしても
なにより目的が大事。サイボウズさんは、最大の目的のところに、
チームワークを広げていくことを置いていて、そのために、自社の制度を作ったり、
短期的には利益につながらないことをしてみたりとか。組織をすべてオープンに公開し
て、それぞれに対して質問責任、説明責任を課したりとか。
やっぱり何より目的にたいして手段を考えていく、その手段を実行する中で修正してい
くことが大事なんだなーって思いましたー。